大相撲から学ぶ、うまく行かない時、長く結果が出ない時の姿勢

日常

秋場所の優勝争いが大詰めです。

子供のころは、親が相撲を見ている横で「つまらないからチャンネル変えてよ」と言っていました。笑
ですが、大人になり、里帰り時に一緒に見ているうちに、それぞれの力士の性格や特徴なんかが分かってきて、面白さが分かるようになりまして。

以来、ゆるい相撲ファンです。

相撲は、力士たちの取組から力をもらい、前向きになれるところが魅力です。
また、神様が教えてくれた「うまく行かない時、長く結果が出ない時に、諦めずに最後までやること」の大切さも再認識させてくれます。

今年はそのような精神を持った力士がたびたび優勝しています。

【相撲をまったく知らない人のための豆知識】
大相撲は、番付上位から、<幕内→十両→幕下→三段目→序二段→序ノ口>とグループ分けされ、そのグループの中で戦います。
幕内力士の番付は、上位から<横綱→大関→関脇→小結→前頭筆頭→前頭二枚目→前頭…(十七くらいまで)枚目>です。

初場所

初場所は、幕内力士の番付最下位から下剋上で初優勝をした徳勝龍。
33歳での初優勝は、歴代3番目の年長記録だそうです。
「もう33歳じゃなくて、まだ33歳と思って頑張ります。」との優勝コメントを聞いて、「私もまだ○歳だ!」と勇気をもらいました。

春場所

春場所は在位最長の横綱・白鵬。
最近は怪我で休場も多い白鵬ですが、全出場した際はほぼ優勝するという、圧倒的な強さを誇ります。
35歳という力士の中では年長にもかかわらず、長年トップを走り続ける精神力は相当なものだと思います。
(休場中も、本当に休暇にしていたら、優勝できないはずなので…)
本人の素質ももちろんあるでしょうが、故郷を離れ異国の地で、ものすごい努力をしているのではないかと思います。
現在怪我で休場中なので、早く治してもらい、またその圧倒的な強さを見たいです。

名古屋場所

7月の名古屋場所は、照ノ富士。
彼は一度大関になりながらも、怪我・病気で序二段まで下がり、そこから5年ぶりの史上最大復活劇を果たしました。
今回の秋場所でも、怪我により途中休場してしまったものの、勝ち越しを決めて力を見せつけました。

トップから大きく陥落しても、腐らず自分を信じて努力し続けてきた姿勢に、うまく行かない時でも諦めず努力し続けることの大切さを学びました。

秋場所

現在進行中の秋場所で、現在トップを走るは正代と新入幕の翔猿。

翔猿の機敏な動きや技、キャラクターも魅力的ですが、私は正代に注目しています。

正代は、ネガティブ力士と言われていたくらい、後ろ向きな発言が多かった力士(笑)
それが、今年に入ってから、すごくメンタルが強くなり、優勝争いに絡む力士になりました。

大人になると、考えや性格を直すのって本当に大変です。
体を鍛えるより難しいかも・・・

けれど、それを成し遂げた正代に、自分も心を強く作るぞ!と力を受けます。

次点を追う大関・朝乃山(横綱休場中なので、出場力士の中で最上位)は、初日からまさかの3連敗。
本人も、もう休場してしまおうか、、、と思ったそうですが、その後はすべて白星。
連敗から気持ちを建て直して怒涛の巻き返しをはかったその精神力に感服します。

さあ、本場所も残すところあと2日。
誰が優勝し、どのようなドラマが生まれるか、楽しみです。

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